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写真集「TOBIKERA」(Crevis刊)写真、および小檜山賢二サイト作品のプリントを販売します。写真集は掲載ページ、ウェブサイトは画像IDを指定し、お問い合わせください。
深度合成手法(注)
複数の画像の焦点深度を変えて撮影し、焦点の当たった部分をデジタル合成し、擬似的に被写体の全面にピントが合う画像を得る手法。小動物の全体を高精細に美しく再現できる、3次元撮影画像の再構築も可能。
STU研究所所長・慶應義塾大学名誉教授
1967年 日本電信電話公社入社
1976年 工学博士(慶應義塾大学)
1992年 NTTワイヤレスシステム研究所所長
1997年 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授
2008年 慶應義塾大学名誉教授・STU研究所 所長
NTT研究部門でデジタル伝送システムに関しての研究で高い評価を得るとともに、蝶や昆虫の撮影やネイチャー写真でも活躍、超微細な深度合成技術による昆虫撮影では独自の領域を進化させている。また、小生物の微細な機能に着目し、進化や宇宙の原理にも迫るマイクロプレゼンスの視点を提示している。
(注)昆虫は、優れた工芸品のように繊細に美しい。自然の芸術品だ。その細部の美しさを正確に伝えることで、多くの人を自然の尊く美しい世界へといざなう扉となるのではないか。そんな思いから、昆虫の形態・色彩を正確に記録する写真制作を始めた。
ところが、昆虫の体長は数ミリの世界。接写撮影すると焦点深度の浅さから、一部分にしか焦点が合わない。昆虫の姿全体の正確な表現にはほど遠い。この問題を解決するために、数ミリから8センチほどの昆虫に、焦点深度を50〜200以上変えて撮影し、焦点の合った部分だけをコンピュータで切り出し/合成して一体の昆虫として表現している。30年前からこの手法での表現を追求している。ここに表示しているのは、すべて深度合成手法により作成した作品である。(小檜山賢二)